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セントラル・バンク・ウォッチャー:先行組を追いかける展開

今回の「セントラル・バンク・ウォッチャー」では、FRB、ECB、中国人民銀行、日銀の今後の動向と、政策の変化が世界各国のイールドカーブにどのような影響を与えているかを探ります。

Relatori

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Sommario

  1. 米連邦準備制度理事会(FRB):三重の困難
  2. 欧州中央銀行(ECB):動意は見られず
  3. 日本銀行:メッセージを探る

これまで市場では、ECBには時間差を置いてFRBに追随する傾向があると考えられていました。しかしながら、ここ1年半に関しては、そのような傾向は確認されていません。むしろ、ECBは金融緩和サイクルにおいてFRBに先行し、すでに中立的なスタンスに回帰しています。

FRBもほどなくして、中立金利に向けて先行して利下げを進めてきたECBの動きに追随すると、ロベコは予想しています。実際のところ、足元の雇用の伸び悩み傾向や過去データの大幅な下方修正を受けて、9月17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)において利下げサイクルを再開するという見通しが現在のコンセンサスとなっています。もっとも、物価の安定という政策目標を踏まえると、政治的な圧力が非常に強いとはいえ、「全面的な」金融緩和に踏み切る余地は限定的であると考えられます。過去の事例を振り返っても、政策金利の決定において政府首脳からの圧力に屈した中央銀行が、インフレの上昇に直面するケースは少なくありません。

一方、ECBは政策金利のサイクルにおいて、長期的な休止状態に突入した模様です。ラガルド総裁は9月のECB政策理事会後の記者会見において、インフレ低下局面の終了を示唆しつつ、ユーロ圏の経済情勢について楽観的な見方を示しました。

中国に目を向けると、中国人民銀行は最近、政策金利を据え置く姿勢を示しました。もっとも、地方政府の資金繰りや不動産セクターに関連する問題の長期化や、未解決の貿易摩擦、信用の伸びが鈍化する可能性を考慮すると、利下げサイクルが完了していない可能性もうかがえます。

日銀の政策見通しに関しては、ロベコは市場よりもややタカ派的な立場をとっています。市場の予想よりも早い段階で利上げが実施される可能性があるという見方が主な根拠になります。

図1 – 中央銀行政策金利見通し

出所:ブルームバーグ、ロベコ(マネーマーケット先物・先渡取引に基づく)、2025年9月12日

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